バイブコーディングだけで12分で作ったアプリをリリースしました

アプリ審査用の設定のほうが遥かに長いという。すげー時代になりましたね。

Google Play デベロッパーの登録はしてたんですが、特にアプリも上げずに1年ほど放置してたら、

「使用されていないデベロッパー アカウントが閉鎖されるおそれがあります」

いや待って待って、いま作ってるんだよ。。

まぁ待ってくれないことは百も承知なので、AIパワーでなんかしらのユーティリティアプリを作ってアップすることにしました。

なんのアプリを作るかAIに相談

Claudeさん、オナシャス!

Androidのデベロッパー登録をしているのですが、
アプリをアップしていないので削除警告が来ました。
なにか簡単なアプリを作ってアクティブであることをアピールしたいのですが、
1週間くらいで開発できるアプリのアイディアをください

そうそう、こういうのでいいんだよこういうので。でも結局作ることにしたのはリストにない録音メモアプリです。

聞いた意味ある……?

録音メモアプリを作ってもらう

まずAndroidStudioをインストールします。IDEが入ってない時点でほんとにデベロッパー失格レベルなのは自覚してます。だって時間なかったんだもん。

すぐにJunieプラグインをインストールして、ここからはJunieに頑張ってもらいます。

Junieに設計してもらう(1分)

新規プロジェクトで空のアクティビティでプロジェクトを作成し、おもむろにJunieに問います。

レコーディングメモのシンプルなアプリを作りたいと思います。
AACで録音・保存、録音したファイルのリストから、
再生・リネームと削除が行えるようにしてください。
これの設計と作業計画を作ってください。

Askモードで計画を作らせます。1分ほどで計画を書いてくれました。

特にツッコミどころもなかったので次へ。

Junieにコーディングしてもらう(5分)

実装開始してください。

ぶっきらぼうな指示にも文句も言わずに黙々と作業するJunieちゃんかわいいよハァハァ(PCの排気の音)。

まさかの1プロンプトで完成しました。所要時間5分。

速すぎワロタ

Junieにアイコンを作ってもらう(1分)

デフォのドロイド君のままアップするのもいかがなものかと思いますので、アイコンくらいはつけたいですよね。

Midjourneyみたいな画像生成のLLMもありますけど、通常のテキストチャットAIでも、SVG画像ならテキストデータで表現可能なので生成できます。

このアプリのアイコンをSVGで作ってもらいたいです。作れますか?

速っ。

Androidのアイコンとして設定する(手動 2分)

Inkscapeとかをインストールしてあれば、Android用にPNGやWEBPにもプロンプトから変換して適切な位置に入れてくれるらしいです。

そのためにインストールするのもめんどかったので、AndroidStudioのリソース作成機能で配置しました。(2分)

Junieにアプリバンドルの作り方を聞く(手動3分)

AndroidアプリをアップロードするにはAPKとAAB(Android App Bundle)というのがあって、今はセキュリティに優れたAABのほうがプッシュされています。APKはアップしたこと有るんですけどAABはわからないので、

AppBundleの作り方を教えて下さい。

Android Studioでの設定の仕方をしっかり教えてくれました。

ビルド作業を含めて3分くらいかな。


これでPlayストアにアップ出来る状態になりました。一切コード書かずに12分で出来てしまったぞ。。。

Play デベロッパーコンソールでもJunie大活躍

アプリの公開には準備するものが色々とありまして。なにげ時間がかかるのが

  • アプリの説明
  • アプリの概要
  • フィーチャーグラフィック
  • スマホのスクリーンショット

説明文をJunieに書いてもらう

文字生成はお手のものです。

Playストアにアップしようと思います。簡単な説明と詳しい説明を書いてくれませんか?
### Playストア用アプリ説明文

#### ### 簡単な説明(Short Description)
シンプルで使いやすい音声録音アプリ。高品質なAAC形式で録音し、メモや議事録、アイデアを音声で手軽に記録・管理できます。

#### ### 詳しい説明(Full Description)

**🎤 RecoMemo - シンプル音声録音メモ**

日々のアイデアや大切な会話、講義の内容を高品質な音声で記録できるシンプルな録音アプリです。

**📱 主な機能**
- **高品質録音**: AAC形式での高音質録音
- **簡単操作**: ワンタップで録音開始・停止
- **ファイル管理**: 録音ファイルの一覧表示と整理
- **再生機能**: 録音した音声の再生・一時停止・停止
- **編集機能**: ファイル名の変更で整理しやすく
- **削除機能**: 不要なファイルの簡単削除
....

あっさりしてますがまぁこんなもんでしょう。別に集客は考えてないので。

時間的には1分くらいでしたかね。

フィーチャーグラフィックもJunieに描いてもらう

アプリページのトップにある画像、あれがフィーチャーグラフィックです。これもSVGで描いてもらいましょう。

フィーチャーグラフィックもSVGでなにか作ってくれませんか?1024x500ピクセルです。

30秒位で作ってきました。うん、まぁチュートリアルレベルのアプリなのでこんなもんで十分でしょう。

スクショは取れないそうです

Junie単体ではAndroidエミュレータのスクリーンショットを撮ったりは出来ないんだそうです。

WaylandのMCPサーバでエミュの操作なんかは出来るらしいですので、その気になれば全シーン自動スクショしたり、UIテストなんかも自動化出来るのかもしれないですね。環境作るのに時間がかかりそうなので今回は手動で撮りました。

一番時間がかかった作業

Playストアのアプリの登録

Google Play Developerコンソールで、新規アプリのセキュリティとか年齢制限とか金融アプリじゃないかとか、そういう設定が一番長かったですね。トータル1時間くらいかな。

というわけで、出来上がったアプリがこちらです。


そういえばカミさんに買い物メモアプリ作ってって頼まれてたんでした。面倒で放置してましたけど、もはや「車のタイヤ交換やってー」レベルの手軽さでアプリ作れちゃう感じします。

アイディアある人は今のうちにAIでもなんでも使ってバシバシ作っちゃったほうがいいんじゃないでしょうか、数ヶ月以内に今以上に個人開発のアプリであふれかえる時代になっちゃうと思います。

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