JetBrains AI の新価格、高くね?

直球。

JetBrains AIには十分に魅力あります

いちおう断っておきますが、15年来PhpStormには課金し続けいつの間にかAll Product Packを使うようになり、なんでも無理やりJetBrainsのIDEで作るくらいにはJetBrainsファンです。

JetBrains製品でAIをつかうメリット

AIエージェント分野ではCursorとかClaudeCodeなどに遅れを取っていましたけど、大型IDEにAIが組み込まれているメリットはJunieでかなり感じます。IDEの基本機能で作成しているインデックスも活用して提案してくれるのが強みだと思います。

さんざん「Junieいいよ」「Junie楽しいよ」って記事書いてるくらいにJunieも好きです。

がしかし。

新価格、高すぎんか?

本題ですが、2025/08/25からJetBrainsAIプロダクトの料金体系が変わりまして、「S・M・L」の抽象的なクォータ(トークン使用量)から、「AIクレジット」の単位で統一になりました。

AIクレジットの価値は

1ドルで1AIクレジットを購入できます(最小5クレジットから)。1クレジットでできることの目安が公式のFAQに記載されています。

https://www.jetbrains.com/help/ai-assistant/licensing-and-subscriptions.html#usage-per-ai-credit

※2025年9月5日時点です。今後変わる可能性はあります。


9月1日にクォータを切らしまして、私も今の料金体系に移行しました。移行組のサービスで50ドル分のクォータ=50AIクレジット無料のクーポンコードをいただきましたので早速使って補充。

9月4日に使い切りました。

は?

アイエエエエ!?3日で50ドル?50ドル3日ナンデ??

ちなみにワークツリー多重起動でブーストみたいなことはやってないです。中途半端な状態でストップしてしまっていたので、しょうがなく25ドル追加してその日の作業をこなしました。


JetBrainsAIは3通りの使い方があって、

  • AIチャットのプラグイン
  • IDEウインドウ内でのAI生成やエラー解説
  • AIエージェントJunieプラグイン

どの場面で使っても同じAIクレジットが消費されていきますが、クレジットの消費量はそれぞれ異なります。もう一回さっきの公式の消費量を貼ります。

一番高コストなのはコード生成で、1クレジットで「コード生成リクエスト10回以下」ってなってますね。一見するといっぱい使えるように見えますが、これは”AIチャット”でのリクエスト回数です。

何が言いたいかというとですね、

Junieは1プロンプトで10回以上コード生成のリクエストをするんですよ

大雑把に言って1プロンプト1ドルってことですよ。

実際にバイブコーディングしていると1プロンプトで終わることはスーパーレアで、

  • 途中で止まったのを再開させるプロンプト
  • 間違っているのを修正させるプロンプト
  • 周辺ソースを修正させるプロンプト
  • テストコードを作らせるプロンプト

など、5~8回くらいはプロンプトを打ちます。するとどうでしょう、要件1つで1000円超えてくるんですよ。

実際に測ってみた

自分でもちょっと信じられなかったので、残りのクレジットからどんな作業でどれだけ減るかをメモしてみました。「モデルはGPT5の方がクレジット効率がいい」とセミナーで聴きましたのでGPT5にしています。

スタート時点で6.08クレジットです。最初から風前の灯火。

タイプ作業消費量残りクレジット
Ask類似機能の統合の相談0.066.02
Ask統合作業に対象を追加0.125.9
Code Think上記作業を実行 8ファイル1000行1.414.49
CodeJSON用の構造体を新規追加
2ファイル300行
0.683.81
CodeJSON書き出し機能追加
4ファイル600行
1.092.72
Code書き出し機能のデバッグと重複コード
4ファイル150行
2.710.01

最後の2.71は途中でク◯コードが生成されてロールバックした分も含まれますので、実質2回分です。

測ってみた感想

いや高ぇよ

Askモードはまぁ許せる消費量ですけど、Codeモード。やばい。やばいよ。

1回で1クレジット前後消費してる。

昔のゲームセンターで格ゲーでクレジットが溶ける時の感覚を思い出しました。が5分150円ならゲーセンよりはコスパいいですねってそういう問題じゃないんだよ。

ロールバックの心理的負担もデカいです。

このク◯コードにも1ドルかかってるんだよ……!
でも残しておいてAIが消したら更に1ドル以上かかるんだよ……!

という不要な葛藤。

AI Ultimateが名ばかりになるのでは

AIクレジットは毎月すこしもらえます。

JetBrainsIDEのAll Product Packのライセンスには月に10AIクレジットが付与されるAI Proが付きます。10クレジット、1日で使い切る量です。

また別途契約が必要なAIクレジットで更に毎月35クレジットを足せます。合算して45クレジットになるんでしょうかね。50クレジットなら3日で使い切りました。

チャージしてJunieのLicenseInfoを見てみたんですが、25ドルチャージしてもAI Ultimateの「11.1%」にしかなってないんですよ。それはつまり旧プランが250ドル分くらいのクレジットを使わせてくれていたンゴねぇ……。

というよりも単純に値上げな感じしちゃいますね。要するに月々使えるクォータは1/5になっちゃってるので。。。

各種AIエージェントと悩んで、「JetBrainsAIが一番安くね?」って思ってAI Ultimate年払いにしたのに。。。裏切られた気分ですね。

今後も価格などは変わっていくと思うんですが、この金額のままだとバイブコーディングをやるにはJunieは選択肢に入らなくなるかもしれません。私も次年度更新はどうだろう。。


いずれも法人ライセンスにすればもらえるAIクレジットは2倍になりますが金額も2倍になるので素直にAIクレジットをチャージしたほうが安いですね。購入時の為替は1ドル147円くらいでしたけど、1AIクレジット140円で計算されてました。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です