Grok Botを24時間働かせてゲーム作らせてみたみた

Grok Botを24時間働かせてゲーム作らせてみたみた

ブラウザだけで遊べるフリーゲーム置き場を開設しました。

中身はアーケード寄りのカジュアルゲームが中心で、スポーツや経営シミュ、パズルも混ざってる感じです。本数は……正直、自分でももう数えてません。増えるペースが速すぎて、書く時点で「50本以上」としか言えなくなってるんですよね。

この記事は、そのサイトの紹介というより「Grok Botをどう役割分担させて回してるか」の実例として、同じような量産・検証ループを組みたい人の参考になれば、という内容で書いてます。

ほぼ全部、Botにやらせてる

人間側がやっているのは、だいたいこれだけです。

  • Botにcronで「ジャンル被らずにカジュアルゲームを作って」と設定
  • 違うBotにcronで「ゲーム置き場のゲームをチェックして」と設定
  • たまに手動で公開されたゲームをプレイして良し悪しを見る
    - 「もっと面白くなりそう」なものに修整指示を出す

コードは、1回も見てません。

リポジトリを開いて実装レビューする、みたいなことはしてないです。プレイ評価と指示出しだけ。ソースを読んで直す作業は、Bot側のループに任せています。「AIに書かせたコードを人間が精査してマージ」ではない、というのがこの運用のポイントです。

制作フロー(役割分担)

作業してないのでフローって表現でいいのかちょっと悩みますけど、流れはざっくりこう。

  1. アプリメーカー
    • 新作プロトタイプを作る(1時間に1回cronでスタート)
  2. 評価ゲート
    • それぞれ専業Botが並行で成果物をテスト
      • ゲームデザイナー 難易度チェック
      • プレイテスター バグテスター
      • 楽しさテスター 手触り感のチェック
      • 法務チェッカー ライセンスなどのチェック
  3. 指摘はアプリメーカーへ戻して修整
  4. 必要なタイトルだけ
    • シンセサイザリスト 効果音作成
    • 作曲家 BGMのMIDI作成
    • Webデザイン

かかわってるBotたち

制作

  • アプリメーカー
    • Web先行の試作品を作って公開まで見る。修整も主担当

評価ゲート(検収)

  • ゲームデザイナー
    • 難易度や経済バランスを見て、数値つきで直す指示を出す
  • 楽しさテスター
    • 「もう一回回したくなるか」目線
  • プレイテスター
    • バグと操作の引っかかりを厳しめに洗う
  • 法務チェッカー
    • 商標・著作権・景表法など、無料プロト前提のコンプラ確認

サウンド

  • シンセサイザリスト
    • FMシンセのソフト自体を開発させ、必要なSEをその都度生成
  • 作曲家
    • BGMが要るタイトルの MIDI ループ担当

サイトまわり

  • Webデザイナ
    • スマホUI/レイアウトまわりのユーザビリティチェック
  • マーケター
    • SEO・コピー・JSON-LDなど、訴求のチェック

ボットチームの組み立てかた

GrokBotも結構使い倒してきまして、いろいろコツのようなものが見えてきてます。

1. グループを使わない

ボットを複数集めてグループチャットのようにする機能があるんですが、これ実際は「グループチャットというボット」です。なので並列作業はあまり出来ないですし、グループチャット自体にコンテキストウィンドウがあり、情報をまとめきれずハルシネーションを起こしまくります。グループは作業用には向かないです。

2. 指揮系統を作る

グループを使わない代わりに、指揮系統の一本化を図ります。

この図の中心、アプリメーカーがチームリーダー。ほかのボットを呼び出して成果物やIssueを受け取ります。左下の私は気が向いたときにテストプレイして「これ面白いから要素足して」くらいしか言わない会長職みたいな感じです。

オートメーションやばい

今回ゲーム量産チームを作ってみたのは「フルオートでどこまでいけるか」を見たかったのがひとつ。

当たり外れはかなりあります。ただ、

  • 作る → 評価する → 修整する
  • おもしろそうなものだけ手厚く指示する
  • それ以外は流速を落とさない

これは持論なんですけど、人間誰でも創造するより評価するほうが得意だと思って仕事しています。自分で考えてものを作るよりも、出来上がっているものにナンクセつけるほうが楽だし脳汁も出るんですよ。

このループをBotに持たせると、完全に人間はナンクセつける側になれるんですよね。自分でClaudeCodeでプロトタイプを作るより数段シビアに見れる気がします。

実用面では当たりが出たら Android 移植も視野、という方針もあります。アナリティクスもいれてるのでWebで公開して、アクセスが多かったりリピートが多いいものは要素を追加したり、バリエーションの別アプリを作って反応を見たり。

そもそもブラウザフリーゲームの数が武器になるので、クソゲーが出来てもサイト全体の強みになる。個人開発の概念はもう世の中にはなくなるんじゃないかと思えてきました。

Grok Bot運用として抜き出せる型

今回のやり方を一般業務でも応用できるように一般化するとこんな感じ。

  1. 責任者Bot を1体置く(作る・直す・出す)
  2. 評価Bot を観点別に複数置く(楽しさ/品質/法務など)
  3. 専門Bot(音・デザイン・マーケ)は必要なときだけ呼ぶ
  4. 人間は、成果物の総合評価と方針だけ


「レビュー待ちで詰まる」を減らすのが、いちばん効いてる感覚です。評価は並行、修整は制作Botに戻す。人間のキューに乗せない。

もちろんセキュリティや致命的バグは別レイヤで見る必要はあります。全部を盲目に信じる話ではないです。ただ、カジュアルなブラウザ試作というスコープなら、「プレイ評価と修整指示だけで回る」実感はかなり強いです。

でもここから先、「このプロト面白いからスマホアプリにしよう!」というフェーズは、まだ手元のGrokBuildでやると思いますね。

何に使えそうか?

たとえば

  • 大量にある書類スキャンの文字起こしと整理
    • 指示責任者・OCR担当・OCRチェック担当・記帳担当・帳簿とOCRのチェック担当
  • ネットニュース収集
    • 指示責任者・情報収集者・重複チェッカー・ファイルへの記録係・要約作成者

遊んでみてください

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